吉田恵輔監督作品『さんかく』 ― 2010年07月23日 12時52分45秒
おっさん向け妄想ラブコメと思って笑いながら見ていたら、中盤から意外なテイストに物語が発展。これは監督の狙いのようだ。後半はなかなかに重くて痛い展開になるのだが、好配役もあってギリギリのところで作品として成立している。綱渡りだがこれはこれで成功なのだろう。
特に主人公たちがストーカー的行為に陥ってしまう描写は出色。ストーキングという病的な行為が、ありふれた日常と地続きであることを実感させたのはお手柄。
自身で脚本も手がけた吉田監督はキム・ギドク『弓』が好きなのだそうだ。なるほどね。思い切り納得。
7月19日@伏見ミリオン座